稼働サーバーの選定について(2)

blog 2021年9月30日

稼働サーバーの選定について

まえおき

奇抜倶楽部ステークプール管理人、YOWZAです。

前回は、本番サーバーを稼働させる前のテストをおこないましたので、今回は本番用稼働サーバーを選定していきたいと思います。

一重にサーバーと言いましても、オンプレミス、クラウドなど、さまざまな選択肢があり、運用者としては、試行錯誤が必要です。

ちなみに最近はクラウドのVPS一択のように語られますが、費用対コストを考慮すると、モノによっては、自宅サーバーが安く済んだりする場合もあります。

とはいえ簡易的な静的なHPなどでしたら、HugoNetlifyなどで、サクサクっと無料で公開できたりします。興味がある方いらっしゃれば、そのうち記事にしたいと思います。

前置きは、これぐらいにしまして、奇抜倶楽部ステークプール(ティッカー: KCSP)のサーバー選定の仕方をツラツラと書き残します。

選定の基準について

ステークプールを運営するためのサーバーは、24時間稼働が必至なのでクラウド上のVPSが主流になります。お金が有り余っている人であれば、コンテナ市場でコンテナを購入して、コンテナデータセンターを構築するのもありです。500万円ぐらいで構築できるって記事を昔見た気がします。

とはいえ、資金不足&労力不足なので、一般的なVPSで構築をしていきます。

奇抜倶楽部のステークプールでは、以下のような項目に重視しサーバーを選定しました。

  • 安定していること
  • 運営会社の信頼性
  • コスト

VPSといっても、世の中にたくさんあるのですが、自分が今まで採用したことのあるクラウドサービス(Conoha、CloudAtCost、さくらのレンタルサーバー、Google Cloud Platform、 Amazon Web Service)ならびにDigital Ocean、Vultrあたりで選ぼうと思います。

安定していること

正直言ってしまうと、Cloud At Cost以外は、安定しています。通常クラウドサービスは、SLAを公開していて、XX%の稼働率保証を謳っています。

AWSのEC2では、以下のような感じです。

月間稼働率 サービスクレジット率
99.0%以上、99.99%未満 10%
95.0%以上、99.0%未満 30%
出典: Amazon Compute サービスレベルアグリーメント

ステークプールには、ブロック生成を担うブロックプロデューサーノードと他ステークプールとの通信を行うリレーノードと大きく2種類が存在しています。

リレーノードが5時間停止してしまうと、ステークプールが切り離されてしまうようなので、リレーノードについては、2台構成(Active-Activeで稼働)としておけば、まぁどこのVPSでも安定して稼働することと想定されます。

運営会社の信頼性

会社の信頼性を数字で語れれば。。。。わたしにはそんな度胸はありません。なので、気になった記事などあったら、その会社が提供しているサービスは避けるようにしています。

例えば、この辺の記事でしょうか?

顧客の請求データを流出してしまったのですが、それよりも、2020年にレイオフしたあとに、2021年にIPOしているのが、どうも。。。。

なおで、DigitalOceanは避けようかなーと思います。

  • コスト

ステークプール運営にとって、コストは重要です。委任料が少ない状態でコストばかりが垂れ流しになると、髪の毛が多い人でもハゲるでしょう・・・

AWSやGCPを採用しているステークプールを見かけますが、ある程度、委任してくれる人を見つけてからスタートしてるんじゃないかと思います。

比較してみました

ということで、ざっくりですが比較してみました。

サービス名 安定性 信頼性 コスト
Amazon Web Service
Google Cloud Platform
さくらレンタルサーバー
Digital Ocean
Vultur
Cloud At Cost

どれを採用したのか?

すべてにおいて優等生のVulturを選定してみました。
が、いきなりVultureで3台揃えるのもコストが嵩むので、Vultur+CloudAtCostで行きたいと思います。
ブロックプロデューサー1台とリレーノード1台は、Vulturから日本リージョンで切り出します。
リレーノードの一台は、カナダのCloudAtCostで運営します。

リレーノードは、距離(レスポンス)に応じて、通信ノードを変えるので、ノードの置き場所を日本とカナダにおいた場合の違いなども考察していきたいと思います。

それでは、今回は、このへんで失礼します!

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